その後の、転んでもタダのオバサン

役にも立たない、オバサンのつぶやきです…。

ようやっと、

冷蔵庫を買い替えた。

 

25年以上働いてくれている代物だが、

いつご臨終になってもおかしくないので、

ホリデーシーズンの今、えいやっと、買いかえることにした。

 

配達してくれたのだが、運び込んでくれる前に

トラックの中でゴソゴソと何かやっている。

ハンドルを付けているのだと。

 

ピッカピカの冷蔵庫と思いきや、

ドアのいたるところに、指紋やら手のひらの跡やらついていて、

なんだかなぁ、という感じ。

 

「汚いじゃん」と、ウチのに言ったら、

「アメリカだもん」と。

「アメリカだもん」で、いいのか?

 

サンクスギビングが終わり、

翌日のブラックフライデー、そして明け月曜日の

サイバーマンデーが過ぎ…。

大きなセールが終わった。

 

この時期に、大きな買い物をしてしまおうという人が大勢いるようで…。

ショッピングモールはどこも満員。

あんなに大きなパーキング場でも、

スペースを確保するのが一苦労。

 

この時期は、そういうところには、近づかない。

 

 

こちらへ戻ってくる少し前、

神田の古本まつりに出かけた。

お茶ノ水から坂下までは、学生時代を過ごした

思い出深い町だが、最近は、日本へ帰ってきても、

訪れる機会は減った。

 

すずらん通りや靖国通りにずらっと並んだワゴンの中を、

つづけざまにのぞいていく。

そこからは、今はいない父の蔵書と同じ香りがしてくる。

そして、今は無い、実家のあちこちに置かれた

大きな本棚の色合いを思い出す。

 

そうした記憶が徐々に色あせてくるのを

引きとめるように、ワタシは、これからもここを訪れるのだと思う。

 

 

日本から、こちらに戻って

5日。

 

やあ、今回は、日本独自の進化をとげたハロウィーンに驚いたが、

そのハロウィーンが終わったと思ったら、

すぐにクリスマスムードになったことにも驚いた。

 

こちらは、ハロウィーンの後にサンクスギビングがあり、

それが終わったところで、一挙にホリデーシーズンになるものだから、

まだ、クリスマスという感じではない。

 

街がクリスマスっぽくなるのは、今月末くらいからか。

 

こうやって、1年が終わっていくんだなぁ。

 

愛煙派の友は、

近頃の東京は住みにくいと、嘆く。

 

時代に逆行するようで申し訳ないが、

コーヒーを飲みたくなっても、喫煙できる店を探すのが一苦労だという。

 

「コーヒーには、煙草でしょ」と、力を入れる。

 

そういえば、最近は、カフェなるオシャレな店が増え、

「サテン」なんていう言葉はとんと耳にしない。

 

煙があちらやこちらからモクモク上がる店には、

常に人があふれ、しっかりと腰を落ち着けている。

そんな時代は、ホントに遠くなってしまったのだ。